宿で楽しむ四季

春の芽吹き、山桜のリレー【3月中旬~5月初旬】

    三寒四温、ときどき雪景色、夜には眩しいほどの月明かり。 スイセンやフクジュソウがそこかしこに顔を出し、フキノトウなどの山菜や、雪の下で甘みを蓄えた越冬野菜が春のテーブルを彩ります。 4月中旬からは高原を桜前線が登り、麓から次々に咲いていく山桜をご覧いただけます。

カミツレたちの花期【5月中旬~6月中旬】

    すくすくと育った13万株のカミツレたちが開花を始め、カミツレの里中が甘い香りに包まれます。 カミツレの摘み取り、刈り取りや、フレッシュカモミールティを楽しめる貴重な1ヶ月です。

森の緑と、農園からの恵みの季節【6月下旬~9月上旬】

    カミツレの里の自社農園の夏野菜や、ハーブガーデンのハーブたちが最盛期を迎えます。 森を歩き、高原の風を感じるひとときを過ごしてみてはいかがでしょう。 6月後半には長くはない梅雨がありますが、雨の日こそ森の緑は鮮やかに映ります。 ヒグラシの合唱が響く夏の終わりの夕方には、何とも言えない懐かしさがあります。

秋の実りと、紅葉のはじまり【9月中旬~10月下旬】

    夏の日差しが和らぎ、朝晩すっかり涼しくなるころ。 里に豊富に実る山栗やクルミの実を拾えるのは9月中旬ごろから。 カミツレの里で手掛けた田んぼの稲刈りも始まります。 10月も中ごろには池田町のシンボル「七色大カエデ」が紅葉し、そろそろ薪ストーブの火入れを始めようかな、という時期になります。 秋の夜長に、ゆっくり読書などはいかがでしょうか?

朝の雲海、山の紅葉、冬支度【11月初旬~12月中旬】

    11月のはじめ、気温がグッと下がるころ。 山と山の間を流れる水源により、毎朝のように雲海が広がるようになります。 山の紅葉のピークもこの時期から。 針葉樹と広葉樹がバランスよく植生するカミツレの里では、常緑の深いグリーンが鮮やかな赤や黄色を引き立てます。 12月に入ると初雪が舞い、だんだんと冬を迎える里の空気は、日々ますます澄んでいきます。

里の冬、美しいモノクロの世界【12月下旬~3月初旬】

    12月下旬には積雪が始まります。澄み渡る雪景色と、世界が変わったような静寂、冬の根菜類を中心とした体を温めるお食事をお楽しみください。 1月~2月の一部で冬季休館を挟み、2月中旬のオープン時期はまさに「真冬の信州」。焚き火や薪ストーブの暖かさ、もちろん「華密恋の湯」も最高に気持ちの良い季節です。 3月、根雪が溶け始めて少しずつ春に向かう季節には、森や畑の植物たちの繊細な芽吹きや目覚めにご注目を。


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